1974年9月29日(日)午後6時
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の最終回が始まりました

テープレコーダーの準備はできました。
父が家にいなかったのでカセットテープレコーダーを拝借できたのです♪
カメラはフィルムが買えなくて断念しました。

後日。
最終回のキャプチャが出ている本を入手できたので写真はなくてもよかった。
でも、大切なテープは間違えて上書きをしてしまいました(涙)
両方上手くいくことってホント無いです

でもそのあとでLPが出たので即買いしました。
まぁ、これも一番の山場が本放送とは別録音でしたが・・



さて、最終回。
瀕死のコンドル(ジョー)はガッチャマンたちにギャラクターの本部の秘密の入り口を教えようと傷だらけの身体を引きずって階段を登ります。
(「登る」という漢字が適切かどうかわかりませんが、這い上がる感じなのでこの字を当ててみました)
思わず目を伏せそうになる場面ですが、頑張っているジョーを必死に涙をこらえながら見守るのです
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やっとの思いで外に出たジョーは、健を呼びながら倒れます
この場面が先週の予告編で流れました。
それを見たとき、ジョーは一人で倒れて死んでしまうのかと思って、胸がすごく痛くなったのを覚えています
もう目がよく見えなくなっているような演出がされていました
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ジュンのピンチに最後の力を振り絞って最後の羽根手裏剣を投げたジョー。
ジョーが立っている最後の姿でもあります
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駆けつけた忍者隊の諸君に再会したジョーは仲間に見守られながら一人一人にお別れの言葉(=遺言)を遺します。
ちょっと気に入らないセリフもありますが、いつ見ても名場面です
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↑この場面は時代劇好きのスタッフさんが、むかし見た「次郎長三国志」@マキノ雅弘監督を思い出してこういう演出にしてということです
これ、テレビでやった時に見ました
第6作目の「旅がらす次郎長一家」で次郎長の妻・お蝶が死ぬ時に、一人一人子分の名前を呼んでいく場面が確かにありました。
あまり似ていなかったけど・・(爆)

何が悲しいかって最終回でジョーが死んでしまうことですが、悔しいのは敵・ギャラクターの黒幕(総裁X)を取り逃がしてしまうことです。
宿敵ベルク・カッツェも総裁Xに裏切られ絶望して自死しました
結局、仇は取れなかったのです
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宇宙へ逃亡する総裁X


もっとちゃんと悪い奴はやっつけて(滅びて)ほしかったな。ジョーが命を懸けたというのにさ。
ジョーの執念の羽根手裏剣で地球は救われたのです(※)が、何ともスッキリしない最終回です。
その地球が救われた理由さえ、誰にもわからないんですよ
(テレビの前の良い子たちはわかっていますが・・)

※このネタバレはここでは書きません。
意味が分からない方はガッチャマンをぜひご覧ください