ILoveGeorgeAsakura anew

科学忍者隊G-2号ことコンドルのジョー(本名=ジョージ浅倉)をこよなく愛するキョーコ南部のブログです。 科学忍者隊ガッチャマン、見ようね♪

2011年02月

今日の一枚(168)

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「南部博士の言った通りだぜ。ギャラクターめ、のこのこ現れやがったな。行くぜ!」

#75。ジャンボシャコラです。
あら、ジョーったらちゃ~んと博士の話を聞いていたんだわ・・ということがセリフからわかりますね(をいっ)

前回の今日の一枚(167)に引き続き、ステアリングを握るジョー。
アップです
ひゃあ。ステキ過ぎてもうなんも言えない・・ですわ。

この回はリュウの家族愛と忍者隊の友情のお話ですが、ジョーのアップがいつもより余計に出てくるうれしい回でもあります。

「コンドルマシンをくらってみろ!」
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セリフはたいしたことありませんが(爆)こちらも↑に負けず劣らず怖い素敵ですわ。
いやいや、たいしたセリフじゃなくてもこのセリフは二人きりの時に耳元で言われたいですワン←ヘンタイか?

この#75、まだまだジョーのアップは出てきますが、今日はこれでおしまい。



拍手をいつもありがとうございます。
※ブログアップの時間差でお返事が遅くなりました。すみません<(_ _)>

02/19 鷺野ゆきのさん
>やはりここでクスッと笑いがきてしまいます
健ファンのツボだったでしょうか?
このギャップが何とも言えないのよね。

02/19 和子さん
???
カッコいいジョーは私もアップで見たいです~♪

02/23 へいさん
>曲と相まって抒情的な作品になったと思います
ありがとうございます。
そんなに褒めていただいたら木に登らなくては・・(笑)

今回は淳さんの素敵なフィクに助けられました。



木に登ったついでに(?)ニコ動へもアップしてしまいました。


今日の一枚(167)

※2/22記念の追記あります

「くそう・・」かな?セリフは。
銃撃されてけっこう被弾していましたよ、G-2号機・・。
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あっと。今日は#37 レンジラーの回から、無理な『幅寄せをする』ジョーです(笑)
ステアリングを握るジョーは本当にセクシーですわ
生まれ変わったらG-2号機のハンドルになりたいです←ほ~ら、はじまったぞ・・。

 実は私も割と最近知ったのですが、このお話し「電子怪獣レンジラー」は1973年12月に劇場公開(東宝チャンピオンまつり)されているんですね。(→クリック

105話ある中から何でまたこれが?と思いますが、ちょうど冬休みの上映だったので「寒そうな」ものにしたのでしょうか(苦笑)
(ちなみにこの年の夏休みには#22「火の鳥対火喰い龍」が「科学忍者隊ガッチャマン」として「夏休み 東宝チャンピオンまつり」内で上映されたらしいです)

蛇足ながら、「パピヨン」が表紙を飾るキネマ旬報1974年3月上旬号に「レンジラー」も紹介されています。

さて、このレンジラー最大の謎である「タロウ再生装置(?)」を取り出すリーダー様。
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一体どこから出してんのよ?!←謎はそこか?

そしてそんなリーダー様を目前にしながら動じないジョーもまた最大の謎なのであった。(いいのか?こんなシメで・・)
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ピカ~ッ





>無記名さま(2/14)
読んでいただき、ありがとうございます。
またよろしくお願いします。

>へいさん
ホントになぜだ~?というくらい娘には弱い父親です(苦笑)
今回はたとえ義理チョコでも喜ぶ、そんな「パパ」を描いてみました~

>>ジョーもキョーコも実際、高校生の年なんだ・・
そう。青春しているでしょ?(笑)



【追記】
2月22日に間に合いました~~。

シチリアーナ2011.02.22.

再生ボタン以外の画面をクリックすると別窓で表示されます


響子のチャット過去ログ置き場にも置いておきます。


夕方の坂道

 キョーコは自転車を押しながら夕方の坂道を博士の別荘に向かってゆっくり歩いていた。茜色に染まった空を見上げた時、後ろからガスタービンエンジンの音が急速に近づいてきた。
「ナンブのお嬢さん、乗って行きませんか?」

後ろ姿でわかるのはナントカっていう科学忍法を使ったのだろうか。
「私をナンパするのは10年早いと思うわ。」
でもジョーにはその言葉が聞こえなかったらしい。
あっという間にキョーコを追い越すとその先で車を止めた彼はドアを開け放った。

「自転車はどうするのよ。」
「そこへ置いておきゃいいさ。」

言い出したら聞かない人だ。
キョーコは自転車を道路の脇へ停めると助手席のシートへと身体を滑り込ませた。
「まったく素直じゃねぇな。」
「あなたに言われたくないわね。」
「ちぇ。」

「ところで何の用事だい?」
「ところで何の用事なの?」

二人同時に口を開いた。
「くくっ・・。」
そしてまた二人同時に笑う。

「珍しくパパから電話があったの。面白い本が手に入ったから読みに来なさいって。ジョーは?」
「オレは・・ん?めずらしいな。玄関前で博士がお出迎えだ。」
ジョーが答える前に車は別荘の前に着いた。
そこには南部博士が待っていたのだ。

 メタリックブルーの車から「二人が一緒に」降りて来たことにそう驚く様子もなく博士は微笑んで二人を迎えた。
「やぁ、キョーコ。君からの宅急便が今朝届いていたよ。」
「パパ・・。それでジョーを・・?」
義父娘の会話がイマイチ”見えない”ジョーはちょっと不機嫌だ。

「で、博士。オレに急用ってなんですか。また護衛ですか?」
「いや。今日中に何とかしないとと思ってね。さ、来たまえ。」
キョーコとは違ってジョーに向かっては少し命令口調になる博士だ。
博士に従ってジョーはさっさと別荘の中へ入っていった。

「パパぁ・・。私はいいでしょう?」
キョーコはまだ玄関にいる。
博士はキョーコの方を振り返った。
「なぜかね、キョーコ。直接(じか)の方が良いと思うがな。」

「くそう。オレだけ話が見えてねぇよ。」
「すぐにわかるさ、ジョー。そんなに焦ることはない。」


≡≡≡ヘ(* ゜-)ノ ≡≡≡ヘ(*゜∇゜)ノ ε=ε=ε=(┌  ̄_)┘


 書斎で博士は二人の前にキョーコから届いた宅急便の梱包用紙袋を置いた。
それはすでに開封されていて中にはピンク色のリボンがかかった可愛い箱が2つ入っている。
「さ、キョーコ。頼むぞ。」
「パパ・・?」
博士はネクタイを少し緩めながら言った。
「キョーコ、この中に入っている2つの包みのうち、どちらが私のでどちらがジョーのかね?」
「あ・・(しまった)」
「君には中味が見えているだろうが、私にはわからなくてね。どちらが私宛ての義理チョコかね?」
「パパ、そんな義理チョコだなんて・・(やだ、パパだって見えているんじゃないの?)」

博士は袋に入っていた手紙を取り出して読んだ。
『パパへ。バレンタインデーなので手作りチョコを贈ります。2つあるうちの1つはパパので、1つはジョーのです。14日になんちゃってスクランブルでジョーを呼び出して渡してくださいね。』

 「なんだよ。おめぇが呼び出したのかよ。(本を読みに来たなんてウソっぱちだったな)」
ジョーがキョーコをにらむ。
「だって、14日に他の子のパーティーに行こうと思っていたでしょ?」
キョーコがふくれっ面をする。
「けっ。だいたいバレンタインデーなんて何が面白いのかねぇ?」
ジョーは腕組みをしてプイと横を向く。
 キョーコは、ジョーのその言葉を受けると甘えた声で博士に向きなおった。
「パパぁ~。ジョーは私のチョコがいらないみたい。パパにぜ~~んぶあげるぅ。」
「そうかね。義理も本命も私に?!」
南部博士の片方の眉が上がった。
キョーコが深くうなずく。
「ちょ、ちょ、ちょっと待った~~ぁ!!いらねぇとは言ってないぜ、キョーコ!」
「ジョー、あまりあわてるとそっちへ義理チョコが行くことになるよ。さ、キョーコ。ゆっくり透視しなさい。」
キョーコは宅急便の紙袋を覗き込むとすぐに一つ取り出して博士に渡した。
「はい、パパの分。研究の合間につまめるように一口サイズになっているからね。」
「それから、ジョー・・。」
「ん・・。」


「------------------」
「------------------」     


「ぅおっほぉん!」

南部博士の咳払いでジョーとキョーコは我に帰った。
「私の前でよくそんなに長い間見つめ合いができるものだ。」

「じゃ、博士。オレもう行きます。」
「ジョー、それを見せにスナックジュンへ行くならもう少し待って。」
と、キョーコが引きとめた。
「へっ?」
「あっちこそ、二人きりだもん。いま・・」

「なに?!いかん!それは大変だっ!!」
叫んだのは博士だった。
しかしキョーコは笑って応えた。
「大丈夫よ、パパ。ムコウはケンだもん。何事も起きないってば。」
くっくっくっとジョーが声を殺して笑う。

「キョーコ・・。」
「なぁに?パパ。」
「ついでと言っては何だが、甚平とリュウはどうしているかね?」
キョーコは珍しく少し焦った様子で答えた。
「え?あ・・あの二人は一緒に・・その、けっ・・いえ、遊園地に。そう遊園地で遊んでいます。」
「本当かね。」
博士の眉が片方だけ上がる。
「ごめんなさい。競馬場です。」
「そんな事だろうと思った。」
「パパ、叱らないでやって。あの二人もあれで気をきかせたつもりなのよ。」

「キョーコ、そろそろいいか?」
ジョーはケンに早くチョコを見せたくて仕方ないらしい。
「そうね。あ、パパ。倉庫に置いてあるサイクルキャリアを借りて行っていいでしょう?」
「うむ。だがそんなものをG-2号機につけてどうするんだね?」
「ありがとう。パパ。またね!」

ジョーとキョーコは博士の言葉が終わるか終らないうちに書斎を出て行ってしまった。
「ジョーはともかく、キョーコまで行ってしまうとは・・。」

 一抹の寂しさを覚えながら博士はチョコレートについてきた手紙の続きを読み返した。
『・・そしてジョーには一応、本命チョコだと言って渡してね。でも私、告白はしていません。それをするのは地球に平和が訪れてからです。ジョーも私の気持ちを知っているとは思いますが、いまはまだ知らないふりをしています。彼もああ見えて現在(いま)の任務がどれだけ重要か充分わかっているはずよ。普段は言えないけど、ジョーも私もパパに命を助けていただいたこと、本当に感謝しています。ではまた。パパの娘、響子より』

南部博士の瞳に光るものがあった。
そしてギャラクターの野望を必ず阻止してみせるとチョコレートを頬張りながら改めて誓うのだった。

(おわり)




初掲載はILoveGeorgeAsakura (2011.02.14.)

ツイッターの「恋愛お題ったー」より
『「夕方の坂道」で登場人物が「誓う」、「瞳」という単語を使ったお話を考えて下さい。』
というお題に沿って書いてみました。

本来はツイッターの文字制限(140字)以内で書くのですが、書いているうちにバレンタインデーのジョーとキョーコを書きたくなってしまいました<(_ _)>
拙作「ジョージ浅倉の息子」の番外編ということで・・。

夕方の坂道

ツイッターの「恋愛お題ったー」という企画(?)で遊んでいたら・・。
『「夕方の坂道」で登場人物が「誓う」、「瞳」という単語を使ったお話を考えて下さい。』
というお題が出されました。
本来はツイッターの文字制限(140字)以内で書くらしいのですが、書いているうちにバレンタインデーのジョーとキョーコを書きたくなってしまいました<(_ _)>
拙作「ジョージ浅倉の息子」の番外編ということで・・。



夕方の坂道

 キョーコは自転車を押しながら夕方の坂道を博士の別荘に向かってゆっくり歩いていた。茜色に染まった空を見上げた時、後ろからガスタービンエンジンの音が急速に近づいてきた。
「ナンブのお嬢さん、乗って行きませんか?」

後ろ姿でわかるのはナントカっていう科学忍法を使ったのだろうか。
「私をナンパするのは10年早いと思うわ。」
でもジョーにはその言葉が聞こえなかったらしい。
あっという間にキョーコを追い越すとその先で車を止めた彼はドアを開け放った。

「自転車はどうするのよ。」
「そこへ置いておきゃいいさ。」

言い出したら聞かない人だ。
キョーコは自転車を道路の脇へ停めると助手席のシートへと身体を滑り込ませた。
「まったく素直じゃねぇな。」
「あなたに言われたくないわね。」
「ちぇ。」

「ところで何の用事だい?」
「ところで何の用事なの?」

二人同時に口を開いた。
「くくっ・・。」
そしてまた二人同時に笑う。

「珍しくパパから電話があったの。面白い本が手に入ったから読みに来なさいって。ジョーは?」
「オレは・・ん?めずらしいな。玄関前で博士がお出迎えだ。」
ジョーが答える前に車は別荘の前に着いた。
そこには南部博士が待っていたのだ。

 メタリックブルーの車から「二人が一緒に」降りて来たことにそう驚く様子もなく博士は微笑んで二人を迎えた。
「やぁ、キョーコ。君からの宅急便が今朝届いていたよ。」
「パパ・・。それでジョーを・・?」
義父娘の会話がイマイチ”見えない”ジョーはちょっと不機嫌だ。

「で、博士。オレに急用ってなんですか。また護衛ですか?」
「いや。今日中に何とかしないとと思ってね。さ、来たまえ。」
キョーコとは違ってジョーに向かっては少し命令口調になる博士だ。
博士に従ってジョーはさっさと別荘の中へ入っていった。

「パパぁ・・。私はいいでしょう?」
キョーコはまだ玄関にいる。
博士はキョーコの方を振り返った。
「なぜかね、キョーコ。直接(じか)の方が良いと思うがな。」

「くそう。オレだけ話が見えてねぇよ。」
「すぐにわかるさ、ジョー。そんなに焦ることはない。」


≡≡≡ヘ(* ゚-)ノ ≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ ε=ε=ε=(┌  ̄_)┘


 書斎で博士は二人の前にキョーコから届いた宅急便の梱包用紙袋を置いた。
それはすでに開封されていて中にはピンク色のリボンがかかった可愛い箱が2つ入っている。
「さ、キョーコ。頼むぞ。」
「パパ・・?」
博士はネクタイを少し緩めながら言った。
「キョーコ、この中に入っている2つの包みのうち、どちらが私のでどちらがジョーのかね?」
「あ・・(しまった)」
「君には中味が見えているだろうが、私にはわからなくてね。どちらが私宛ての義理チョコかね?」
「パパ、そんな義理チョコだなんて・・(やだ、パパだって見えているんじゃないの?)」

博士は袋に入っていた手紙を取り出して読んだ。
『パパへ。バレンタインデーなので手作りチョコを贈ります。2つあるうちの1つはパパので、1つはジョーのです。14日になんちゃってスクランブルでジョーを呼び出して渡してくださいね。』

 「なんだよ。おめぇが呼び出したのかよ。(本を読みに来たなんてウソっぱちだったな)」
ジョーがキョーコをにらむ。
「だって、14日に他の子のパーティーに行こうと思っていたでしょ?」
キョーコがふくれっ面をする。
「けっ。だいたいバレンタインデーなんて何が面白いのかねぇ?」
ジョーは腕組みをしてプイと横を向く。
 キョーコは、ジョーのその言葉を受けると甘えた声で博士に向きなおった。
「パパぁ~。ジョーは私のチョコがいらないみたい。パパにぜ~~んぶあげるぅ。」
「そうかね。義理も本命も私に?!」
南部博士の片方の眉が上がった。
キョーコが深くうなずく。
「ちょ、ちょ、ちょっと待った~~ぁ!!いらねぇとは言ってないぜ、キョーコ!」
「ジョー、あまりあわてるとそっちへ義理チョコが行くことになるよ。さ、キョーコ。ゆっくり透視しなさい。」
キョーコは宅急便の紙袋を覗き込むとすぐに一つ取り出して博士に渡した。
「はい、パパの分。研究の合間につまめるように一口サイズになっているからね。」
「それから、ジョー・・。」
「ん・・。」


          


「ぅおっほぉん!」

南部博士の咳払いでジョーとキョーコは我に帰った。
「私の前でよくそんなに長い間見つめ合いができるものだ。」

「じゃ、博士。オレもう行きます。」
「ジョー、それを見せにスナックジュンへ行くならもう少し待って。」
と、キョーコが引きとめた。
「へっ?」
「あっちこそ、二人きりだもん。いま・・」

「なに?!いかん!それは大変だっ!!」
叫んだのは博士だった。
しかしキョーコは笑って応えた。
「大丈夫よ、パパ。ムコウはケンだもん。何事も起きないってば。」
くっくっくっとジョーが声を殺して笑う。

「キョーコ・・。」
「なぁに?パパ。」
「ついでと言っては何だが、甚平とリュウはどうしているかね?」
キョーコは珍しく少し焦った様子で答えた。
「え?あ・・あの二人は一緒に・・その、けっ・・いえ、遊園地に。そう遊園地で遊んでいます。」
「本当かね。」
博士の眉が片方だけ上がる。
「ごめんなさい。競馬場です。」
「そんな事だろうと思った。」
「パパ、叱らないでやって。あの二人もあれで気をきかせたつもりなのよ。」

「キョーコ、そろそろいいか?」
ジョーはケンに早くチョコを見せたくて仕方ないらしい。
「そうね。あ、パパ。倉庫に置いてあるサイクルキャリアを借りて行っていいでしょう?」
「うむ。だがそんなものをG-2号機につけてどうするんだね?」
「ありがとう。パパ。またね!」

ジョーとキョーコは博士の言葉が終わるか終らないうちに書斎を出て行ってしまった。
「ジョーはともかく、キョーコまで行ってしまうとは・・。」

 一抹の寂しさを覚えながら博士はチョコレートについてきた手紙の続きを読み返した。
『・・そしてジョーには一応、本命チョコだと言って渡してね。でも私、告白はしていません。それをするのは地球に平和が訪れてからです。ジョーも私の気持ちを知っているとは思いますが、いまはまだ知らないふりをしています。彼もああ見えて現在(いま)の任務がどれだけ重要か充分わかっているはずよ。普段は言えないけど、ジョーも私もパパに命を助けていただいたこと、本当に感謝しています。ではまた。パパの娘、響子より』

南部博士の瞳に光るものがあった。
そしてギャラクターの野望を必ず阻止してみせるとチョコレートを頬張りながら改めて誓うのだった。

(おわり)

 


 


ツイッターをやっていない方はなかなか読めないと思いますので、これまでに「恋愛お題ったー」で書いたものの中からガッチャフィクをいくつか紹介させていただきます。

<朝の路地裏>
「朝の路地裏」で登場人物が「髪を撫でる」、「花」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927

 いつもは散水車が通るくらいで静かな朝の路地裏が、今日は騒がしい。窓をあけるとこの寒空に半袖のTシャツ姿の若い男が二人で取っ組み合いのケンカをしているのが花壇越しに見えた。見るもんじゃないわ。ママはそう言って私の髪を撫でた。でも私はずっと見ていたかったの。2番の彼が素敵だったから。
22:38 PM Nov 6th  webから


<早朝の病院>
「早朝の病院」で登場人物が「約束する」、「イルミネーション」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927 #rendai

 ついに俺の頭痛の原因がわかった。イルミネーションに彩られた街を一人彷徨いながら思い出す。夜が明けはじめた頃、早朝の病院へと運んだあの子もサーキットで約束したあの子も結局は命を落とすことになった。ムコウへ行ったら会えるだろうか?いや、待っていてくれ。俺にはまだやることがあるんだ。
7:13 PM Nov 10th webから


<夕方のレストラン>
「夕方のレストラン」で登場人物が「愛し合う」、「アルコール」という単語を使ったお話を考えて下さい。  http://shindanmaker.com/28927 #rendai
11:03 AM Dec 31st, 2010 webから

 間もなく夜の営業が始まろうとしている夕方のレストラン。だが身内のお客はもう集まってきている。大晦日の今日は終日営業だ。
「みんな、来年も愛し合おうぜっ!」ジョーがジョッキを高々と上げた。「ノンアルコールビールでよくあそこまで酔えるよな。」「いつスクランブルがかかるか分からないからね。」健とジュンはそう言ってクスリと微笑みあった。



<朝の海辺>
「朝の海辺」で登場人物が「ケンカをする」、「鳥」という単語を使ったお話を考えて下さい。  http://shindanmaker.com/28927 #rendai
1:20 PM Jan 1st webから

 「まったくもう。」ジョーとキョーコは初日の出を見ようとユートランドの街中(まちなか)から海を目指してG-2号機を駆るはずだった。
「すまねぇ、キョーコ。うっかりしてた。」変身した後のG-2号機ならバッチリ飛ばせるから出かけるのはゆっくりでいいと思っていたが、座席が一つだということを忘れていたのだ。久しぶりのデートで二人とも舞い上がっていた。もはやケンカをする力もないほど脱力してしまった。
 「仕方ねえ、普通に朝の海辺へ行くか。」
初日(はつひ)が上った海はきらきらと輝いてまぶしかった。そして空には鳥が一羽舞っていた。
「あ、コンドル!」
「バ~カ、あれはトンビだよ。」
「なんだ、知っているんだ。」
「ちぇ、バカにしやがって。」
「・・私、トンビよりコンドルの方が好きだな。」
「ふんっ。」と、ジョーが鼻先で笑ったその時だった。ジョーのブレスレッドが鳴った。ジョーの目が猛禽類のそれに変わったかと思うと、あっという間にG-2号機に一人乗りこんだ。
「ジョー!まさかとは思うけどさ~!」
「すまねえ、キョーコ。そのまさかだ。電車で帰ってくれ。」
「うっそ~。元日だよ!」
「恨むならギャラクターを恨むんだな。」どこかで聞いたセリフと切り返しのタイヤ音を残してジョーは去っていってしまった。
「あ~あ。」一人海岸に残されたキョーコの頭の上をピーヒョロロ~とトンビがくるりと輪をかいていた。

(おわり)



拙作「一日遅れのバレンタインデー」はここから




>2/13匿名で簡単メッセージをたくさん下さった方、ありがとうございます。またよろしくお願いします。


今日の一枚(166)

「くそう、超バードミサイルが使えないのはいてぇなぁ。」
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#87「しっかり操縦をせんか!(ポカリ)」の回です(笑)

 この頃になるとジョーのバードミサイル好きは世間にも浸透していましたね。
このあと、いつになくシリアスになってゴッドフェニックスに帰って来た甚平を、この上なく嬉しそうに迎えるジョーの表情はもうそのこと(バードミサイルを撃つ)しか考えていないように見えます。
(羽根手裏剣がジョーのシンボリックなアイテムになるのは最終回を見た後からだったと思います)

ところがしか~し、よく見てみるとこのときもバードミサイルを撃ったのは健のようです。(手袋の色から)
あとからケンカになっていなきゃいいけど・・。

出動する前は仲良くお茶していた二人。
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この青いラインのところに私がいるんだな

土台コンビ(←竜巻ファイターの)でお茶しているときもあった。
リュウといるせいかジョーが一段と痩せて見えます。
体脂肪率2%以下だな、こりゃ。
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ほれ、青い線がジョーの方へ寄ったでしょ


「・・そのためには、つまりその・・なんていうか、たとえガールフレンドができてもだな・・」
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 初恋をあきらめた甚平にトンチキの健が声をかけます。が、やっぱりシドロモドロになってしまいます。
リーダーとしての責任感からの発言でしょうが、こういうことは百戦錬磨のジョーに任せておけばいいのにさ。(←なのか?)

「おい、ジョー。甚平のやつにはナンて言ったらいいかな。」
「けっ。こういうときにはだな。(ごにょごにょ)」
「長セリフだな。カンペは?」
「ない。だが、オレが後ろでちゃ~んと聞いててやるから。」
・・・てな、感じだったのかな?


【おまけ】
かるたにしようとキャプチャしたけど、読み札が上手く作れなかったのでどなたかお願いします。
「なに?甚平がデートに」
44ed8fcd.jpg


Author

キョーコ南部

200
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の科学忍者隊G-2号ことコンドルのジョーが大好きです
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以下 個別記事へ

第1話 ガッチャマン対タートル・キング
第2話 魔のお化け空母現わる
第3話 嵐を呼ぶミイラ巨人
第4話 鉄獣メカデゴンに復しゅうだ
第5話 地獄の幽霊艦隊
第6話 ミニ・ロボット大作戦
第7話 ギャラクターの大航空ショー
第8話 三日月サンゴ礁の秘密
第9話 月よりの悪魔
第10話 地底怪獣大戦争
第11話 謎のレッド・インパルス
第12話 大喰い怪獣イブクロン
第13話 謎の赤い砂

第14話 恐怖のアイス・キャンダー
第15話 恐怖のクラゲ レンズ
第16話 無敵マシンメカニカ
第17話 昆虫大作戦
第18話 復讐!くじら作戦
第19話 地獄のスピード・レース
第20話 科学忍者隊危機一発
第21話 総裁Xは誰れだ
第22話 火の鳥対火喰い竜
第23話 大暴れメカ・ボール
第24話 闇に笑うネオン巨人
第25話 地獄の帝王マグマ巨人
第26話 よみがえれゴッドフェニックス

第27話 ギャラクターの魔女レーサー
第28話 見えない悪魔
第29話 魔人ギャラックX
第30話 ギロチン鉄獣カミソラール
第31話 南部博士暗殺計画
第32話 ゲゾラ大作戦(前編)
第33話 ゲゾラ大作戦(後編)
第34話 魔のオーロラ作戦
第35話 燃えろ砂漠の炎
第36話 ちびっ子ガッチャマン
第37話 電子怪獣レンジラー
第38話 謎のメカニックジャングル
第39話 人喰い花ジゴキラー(前編)
第40話 人喰い花ジゴキラー(後編)

第41話 殺人ミュージック
第42話 大脱走トリック作戦
第43話 悪に消えたロマンス
第44話 ギャラクターの挑戦状
第45話 夜霧のアシカ忍者隊
第46話 死の谷のガッチャマン
第47話 悪魔のエアーライン
第48話 カメラ鉄獣シャッターキラー
第49話 恐怖のメカドクガ
第50話 白骨恐竜トラコドン
第51話 回転獣キャタローラー
第52話 レッドインパルスの秘密
第53話 さらばレッドインパルス

第54話 怒りに燃えたガッチャマン
第55話 決死のミニ潜水艦
第56話 うらみのバードミサイル
第57話 魔の白い海
第58話 地獄のメカブッタ
第59話 怪獣メカ工場の秘密
第60話 科学忍者隊G-6号
第61話 幻のレッドインパルス
第62話 雪魔王ブリザーダー
第63話 皆殺しのメカ魔球
第64話 死のクリスマスプレゼント
第65話 合成鉄獣スーパー・ベム
第66話 悪魔のファッションショー

第67話 必殺!ガッチャマンファイヤー
第68話 粒子鉄獣ミクロサターン
第69話 月下の墓場
第70話 合体!死神少女
第71話 不死身の総裁X
第72話 大群!ミニ鉄獣の襲来
第73話 カッツェを追撃せよ!
第74話 バードスタイルの秘密
第75話 海魔王ジャンボシャコラ
第76話 あばかれたブレスレット
第77話 成功したベルクカッツェ
第78話 死斗1海底1万メートル
第79話 奪われたガッチャマン情報

第80話 よみがえれ!ブーメラン
第81話 ギャラクター島の決斗
第82話 三日月サンゴ礁を狙え!
第83話 炎の決死圏
第84話 くもの巣鉄獣スモッグファイバー
第85話 G-4号はあいつだ
第86話 ギャラクターの買占め作戦
第87話 三段合体鉄獣パトギラー
第88話 鉄獣スネーク828
第89話 三日月基地に罠を張れ
第90話 装甲鉄獣マタンガー
第91話 三日月基地爆破計画完了
第92話 三日月基地の最後

第93話 逆襲!地中魚雷作戦
第94話 電魔獣アングラー
第95話 合体忍者大魔人
第96話 ギャラクター本部に突入せよ
第97話 明日なき宇宙船レオナ3号
第98話 球形鉄獣グレープボンバー
第99話 傷だらけのG-2号
第100話 20年後のガッチャマン
第101話 狙撃集団ヘビーコブラ
第102話 逆転!チェックメイトX
第103話 死を賭けたG-2号
第104話 魔のブラックホール大作戦
第105話 地球消滅!0002 (最終回)

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    時々カウンターが壊れるようなので(爆)
    様子を見ることにしました

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