ILoveGeorgeAsakura anew

科学忍者隊G-2号ことコンドルのジョー(本名=ジョージ浅倉)をこよなく愛するキョーコ南部のブログです。 科学忍者隊ガッチャマン、見ようね♪

ぴか

先日ツイッターのタイムラインをぼぉ~っと見ていたら

「1979年10月7日は科学忍者隊ガッチャマンF(ファイター)」放送開始記念日!」

と書いてあって、「あーそうかー」とだけ思ったのですが(爆)
こんな時でもないとFのことなんか気にしないのでちょっとヤフオクを覗いてみたらこんなのがありました。
タツノコシール
ガッチャマンⅡやF、そのほかタツノコさんのシールのようです。

で、よく見るとFのシールシートのジョーは見覚えがあります。

あ~、これ。
昨年、週刊朝日の記事に出ていたジョーと同じ絵ですね。
朝日
あの時、本編のジョーじゃないよね。Ⅱかな?Fかな?なんていっていたのですが、Fの可能性が高くなったかな?


で、そのツイッターのほうなんですけど
ぴか一 (2)ぴか一 (1)
こんな感じで出ていました。

非ツイ族の方にちょっと紹介すると

『「ジョーの運転はピカ一だ」って記述は「ぴかーだ」じゃなくて「ぴかいちだ」』

と書いてあったの(笑)
ピカーな運転をするジョーってどんなんだろう?ってつい考えたけど想像できない(苦笑)

サイボーグだからガッチャ2号と一緒に運転しながら充電する時、ピカーっと・・(おい)

本編だったらピカーなジョーといえばこれよねっていう感じでツイートしたんだけど
ぴか一 (3)
しまった。
これはピカーじゃなくてピカピカだったわ(~_~;)


【追記】
ガッチャマンⅡのめんこを見つけました
Gめんこ
見つめあっている(?)健とジョー。
ジョーのTシャツがⅡじゃなくて本編のもののように見えないか?

ガッチャなコーヒー

「コーヒーでも飲みに行こうぜ」
coffee
やっぱりジョーのお好みはカプチーノかな?


でもね、こんなコーヒーを見つけちゃいました

健(=ガッチャマン)はこんなコーヒーを飲んでいるかも
アンドロメダエチオピアコーヒー 「ヤルガッチャフェ」
a8ea6dbc0a05dee832f3d28d5fcf917f
「コーヒー発祥の伝説のあるエチオピアのシダモ地方、ヤルガッチャフェ自然丘陵で育った野生のコーヒー」で
「花のような香りが活きている独特の風味を誇るアラビアカ原種の一つとして知られています」だってさ。


ってか、ジュンの偏った好みで(爆)スナックジュンのコーヒーの銘柄はこれに決まっているかも~(^_^;


それにしても、このヤルガッチャフェっていう名前なんだけど・・
ガッチャマンより「ヤルッツェブラッキン」って空目してしまうのは内緒。

・・だってアンドロメダとか書いてあるしさ



【おまけ】
ネットサーフィンしていてこういうのを見つけたんだけど、うちらのジョーとはカンケーなくてしょんぼりなのだ

コンドルのジョー さんの記事 - Middle Edge(ミドルエッジ)
https://middle-edge.jp/users/N0000014

祝!放送開始44周年♪

GM44th
NHKが東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」のアニメスター・バージョンを制作。
今年の3月12日から総合テレビなどで随時放送された。
我らがガッチャマンも日本のアニメーション史に残る新旧名作38作品の中に入っていました♡

天国への階段(きざはし)

昇れるか?

耳元で誰かの声がした
うっすら目を開けてみると倒れている俺のすぐそばに俺が立っていた
自分の声だったのか
おい、そこにいるジョー。まだ俺から離れるんじゃねぇよ
俺にはまだやることがあるんだ

カッツェの野郎はもう俺が死んだと思っているだろう
いや、生きていたとしてももう身体を動かすことができないと思っているはずだ
だからこんなところに置きっ放しにしてどっかへ行ってしまったんだ

あそこにさっきゴッドフェニックスが映っていたモニターがあるが今は何も映っていない
いわゆる砂嵐ってやつだ
あれは幻だったのだろうか?
いや違う

ふっ、残念だったな。カッツェ
俺はこれから這いつくばってでもこの本部の入り口を健に・・いや、ガッチャマンに教えに行くぜ

どうしてここがわかったか知らねぇが流石だぜ、健
外ではここの入り口を探して暴れ回っているんだろうなぁ。今すぐ行くからな、待ってろよ

俺もこの前、暴れてやったんだぜ
もうちょっとのところでめまいに邪魔されたがな
だが、あの時分かったんだ
とことん身体を痛めつけられたときにアドレナリンがいつも以上に俺の身体を充たすってことがな

なんていったって俺はあのギャラクターの子だからな
小さいころにそういう風に育てられたのかも知れねぇ

あぁ、わかるぜ。アドレナリン・・この感じだ
手も足も動きやがる。目も見える
ざまぁみろってんだ
さっきは外したが今度は必ずカッツェの眉間に残しておいた最後の羽根手裏剣を一本ぶちこんでやる

ここだ
この階段を昇りきったところが入り口だ


昇れるか?


思いっきり手を伸ばしたつもりがぬるりと生暖かいものが手指に絡んでいて上手く階段のへりに手がかからねぇ
くそう
目が霞んできちっまってよく見えねぇが手が真っ赤に染まっている
ちぇ、もう俺の中の血は全て出つくしたと思っていたのに、まだ残っていたらしい

あっ、しまった
雑魚どもをなんとかかわせたのはよかったが、これじゃぁ振り出しに戻っちまうじゃねぇか
いつの間にか身体がずいぶんと重たくなっちまった
軽い身のこなしが信条だったコンドルのジョーさまが泣くってもんだ


あの夕日が当たるアパートの階段
覚えているぜ
あの時のめまいは普通じゃなかったからな
だがまだあの時は身体が動いたぜ
だからまだまだ大丈夫だって思えたんだ

あのおばさん、どうしているかなぁ
息子が帰って来るって言っていたっけ
どんなやつか知らねぇが、母親に心配かけるなんてとんでもねぇやつだ
一度会ってブッ飛ばしてやりたかったぜ


ん?頬に冷たい空気が当たる
外へ出られるぞ


もう少しだ



ジュゼッペ浅倉物語 10

故郷未だ忘れがたく~ジュゼッペ浅倉物語 10(最終章)

                   byがあわいこ



 ファツイオは手紙を読んだその足で市庁舎へと向かった。だがカッツェは市庁舎にはいなかった。
カッツェは最近BC島を留守にすることが多くなっていた。
市長室ではカッツェから新しく市長に任命された705号がビデオフォンでどこか遠くにいるカッツェと話し中だった。
電波の状態がいまひとつ良くないのでそう思ったファツイオだったがそんなことはお構いなしにさっそくジュゼッペの件を報告した。
するとカッツェはあっさりと「もうジュゼッペには用はないのでジュゼッペ浅倉とその家族を一人残らず抹殺せよ」と市長に命令したのだった。
市長はビデオフォンを切ると口ひげに手をやりちょっと考えてからファツイオにレベッカと一緒にまた市庁舎へ来るように命令した。

 次の日、レベッカはファツイオとともに市長の大きすぎるデスクの前に直立不動の姿勢で立っていた。
そしてそこでレベッカにジュゼッペ一家の暗殺命令が下ったのだ。
自動小銃で狙い、失敗した時は薔薇爆弾でとどめをさせということだった。
動揺するレベッカに市長は冷たく言い放った。
「ギャラクターの隊員となるために育てねばならないお前の娘はこの島のちっぽけな教会へよく遊びに行ってはそこに集まる子供たちと仲良くしているそうだな。知らないとは言わせないぞ。何が好きであんなところへ行っているのか?親の監督不行き届きこの上ない。このまま成長したらギャラクターを抜けたいなどと言い出しかねないぞ。そうしたらどう落とし前をつけるつもりかね?このことがカッツェさまのお耳に入ったらどんなことになるかわかったものではない。お前が丹精込めて育てていた薔薇の花に爆弾を装着して手りゅう弾代わりに敵にお見舞いするというアイデアをカッツェさまが高く評価されてデブルスターの名誉ある隊長に任命された恩を忘れたわけではあるまい。カッツェさまがお留守のうちにこの裏切り者たちを処刑してしまうのだ!」


 「私にはできない。一度に三人もるなんて・・」
自宅に戻ってきたレベッカはベッドに突っ伏した。
「大丈夫だよ。俺がこっそりと援護してやる。お前は市長に与えられたこの銃のトリガーをとりあえず引けばいい」
そう言うとファツイオはクロゼットの奥から今度は自分のワルサーを取り出し、慣れた手つきでそれに減音器サプレッサを装着した。
「お前が失敗すると俺の身も危ないからな。まぁ、お得意の薔薇爆弾もあることだしきっとうまくやれるさ」
ファツイオはクロゼットの扉をちょっと乱暴に閉めると今度は電話の横に置いてあった盗聴器の受信機からテープを取り出して手のひらの上で握り直した。
「ジュゼッペ一家はジョージの夏休みが終わるころに避暑地の海岸からクルージングに出るということだ。たぶんそのまま本土へ渡るという計画だろう。レンタルヨット屋の親父さんには気の毒だったが天国へ行ってもらった。その代わりにジュゼッペとは面識のない508号が店主になっている。船が用意できるまでビーチパラソルが並んでいる浜辺で待っていてもらうという段取りだ。そこで裏切り者の処刑というわけだ。見事に額の真ん中を撃ちぬいてやろうかな?マフィアの子の最期にふさわしいだろう?」
ファツイオは独り言のように話しながら浴室へ消えていった。

「いつの間にジュゼッペの寝室に盗聴器を仕掛けたのよ?」
レベッカが涙に濡れた顔を上げた時には答えはなく、シャワーの音に混じってファツイオの鼻歌が聞こえるだけだった。


 夏も終わりの避暑地は人影も少なく静かだった。
BC島は小さな島だが、この海岸の近くにだけなぜか冷たい海流が渦巻いているおかげで夏の間も涼しく過ごせるのだ。BC島民は古くからここを「小さな避暑地」と呼んで利用してきた。
 レンタルヨット屋の店主から船の用意ができるまで待っているように指定された浜辺のテーブルはすぐにわかった。
しかし椅子がなかったのでそれが用意されるのを待っていたが、ジョージは待ちきれずに波打ち際へと走って行ってしまった。
「ジョージ!」
追いかけようとしたカテリーナの腕をジュゼッペがつかんだ。
「これからしばらく船の中で窮屈な思いをすることになる。遊ばせてやろう」
カテリーナはジュゼッペを見上げた。
「上手く行くかしら?」
「大丈夫。心配ないよ、カテリーナ。私はこれでもギャラクターの大ボスだ。そしてマフィアの子でもある」
ジュゼッペは不敵な笑みを浮かべると、灰青色の瞳でカテリーナを見つめ、その唇を強く吸った。

 ビーチ・バーのボーイがやっと椅子を運んできたが、向かい合わせに2脚をセットしただけだった。ジュゼッペがもう一脚持って来るように頼んだが変な外国語をしゃべりながらどこかへ行ってしまった。
「ちぇ、あの様子だとアフリカのほうから移民して来たばかりのやつらしいな」
ジュゼッペは肩をすくめた。
 二人はそのままテーブルを挟んで座ると浜辺で砂遊びをするジョージをぼんやり見つめながらたわいもない話をした。

 この夏休みは親子三人水入らずで過ごすことができて本当によかった。
ギャラクターの寄宿舎で非人間的な暮らしをしてきたジョージも忘れかけていた家庭の暖かさを思い出したようだ。
目を覆いたくなるようなジョージのいたずらも日に日に影を潜め、カテリーナが島の名物料理を作る傍らでその手伝いをしたり、ジュゼッペと共に釣りや海水浴に出掛けては少しだけ日本語を教わったりもした。
この島を抜け出すことができればそんな「普通の」生活を送ることができるだろう。
 思えばジュゼッペも8歳の時に新しい家族とともに島を出て日本へ渡った。
日本に着いたらまず外国人墓地に眠っているはずの「両親」を訪ねてみよう。そしてジョージに祖父である浅倉譲二の話をもっとしてやろう。

「ペッピーノ、ジョージはギャラクターにならずに済むわね」
にっこりとほほ笑んだカテリーナがそう小さくつぶやいた。
が、彼女の向こうに見える閉じられたビーチパラソルの後ろで何かが光り鈍い音が聞こえたような気がしたその瞬間、カテリーナが血を吐いた。

バキューン!

ジュゼッペは迷うことなくリボルバーの引き金を引いた。ファツイオが倒れるのを見たか見ないかのうちにジュゼッペは背中に衝撃を受けた。

バキューン!

身体中がカッと熱くなった。レベッカに撃たれたのだ。
「ジョージも殺られる!」

二人は最後の力を振り絞って愛息の名を呼んだがもう息が続かなかった。図らずも二人の断末魔の叫びはジョージのコードネームだった。
「ジョー!」
「ジョー!」


 サクサクと砂の上を走ってくる足音がする。が、そこに立っているのはロザンナだった。
「ママ?」
ジュゼッペにはわかった。母親が自分を迎えに来たのだ。
「ママ、ジョージは?」
そう言おうとした時、ジョージの息づかいが耳元で聞こえた。
「ジョージ・・いや、ファルコのジョー。私の銃を取れ。使い方はわかっているな」
ジョージにはもうジュゼッペの声は聞こえていないはずだったが、それが聞こえたかのようにジョージは父親の手から撃ったばかりの暖かいリボルバーを奪い取ると仮面の女にその銃口を向けた。

 レベッカは幼いジョージに銃口を向けられて焦った。ジュゼッペそっくりの鋭い灰青色の瞳がまっすぐに自分を狙っている。
考えてみると初めて薔薇の話をした相手はジュゼッペだった。皮肉なものだ。
レベッカが銃を持ち直した瞬間にファルコのジョーは躊躇うことなくその小さな手でリボルバーのトリガーを引くだろう。銃は使えない。
レベッカは胸に隠し持っていた薔薇爆弾を取りだすと昔のように右手指で弄びながらジョージの前に放ってみせた。
ピンク色だったその薔薇はジョージの目の前では真っ赤に色を変えた。
色が変わる薔薇を作りたいというレベッカの夢は叶っていたのだ。
そしてそれは大爆発して小さなジョージは吹き飛んだ。
「フフフ・・ギャラクターの裏切者はこうなるのだ。親の罪は子の罪。恨みたければ地獄へ行ってギャラクターを裏切ったお前の親を恨むがよい」


 どれくらい時間がたっただろうか?ジョージは遠のく意識の中で自分を抱きしめている男のYシャツから父親と同じ香りがするのを感じていた。
「パパ・・」

 ジュゼッペは虫の息だったがジョージに呼ばれたような気がして最後の力を振り絞って目を開いた。すると見覚えのある小さな脚が揺れているのが見えた。
そしてそのジョージを抱いて去っていく男の後ろ姿も見えた。小さくなっていくその男の背中をじっと見つめながらジュゼッペは静かに灰青色の瞳を閉じたのだった。


(おわり)


 参考文献
SFロマン「科学忍者隊ガッチャマン」
朝日ソノラマ 鳥海永行 著


←9へもどる

天王洲アイル

来年の話でジョー・・じゃない、鬼が笑うかもしれないけど、天王洲アイルへ初めて行くことになった。
とある方の回顧展があるのだが、調べてみるとその会場は何と「G1」というビルなのだ!

きゃ~

G1ビル 概要
https://b-zukan.jp/floor/tokyo/50857/

そのビルのお隣りに背中合わせで「G2」というビルはないか?思わず探してしまいましたよ
18-309


そうしたら・・
あるじゃあ~りませんか

きゃ~っ

G2ビル 概要
https://b-zukan.jp/floor/tokyo/57557/


さて、オフ会はどちらでやる?(笑)
←そういう施設ではありませんから~~(残念)

ジュゼッペ浅倉物語 9

故郷未だ忘れがたく~ジュゼッペ浅倉物語 9

                   byがあわいこ


 空港から自宅へ直帰したジュゼッペはカテリーナの笑顔と好物の鰯のパスタで迎えられた。
「今はどこの国へ行ってもそれなりに美味しいパスタを味わえるが、やっぱり我が家はいいな。カリカリのパン粉も遠慮なくたくさん掛けられるし・・」
ジュゼッペは甘えたような声でそんなことを言いながらクリスマスプレゼントの包みをカテリーナに渡すと彼女はにっこりほほ笑んで台所の一番上の棚にそれを仕舞おうとした。
もうすぐ寄宿舎から帰って来るジョージにクリスマスまで発見されないためだ。
ジュゼッペは背伸びをするカテリーナの後ろに回るとプレゼントを造作もなく棚の奥の方へと押し入れた。
そしてそのままカテリーナを背後から抱きしめるとうなじにキスをした。
「あなた・・」
カテリーナはジュゼッペの手首を掴むと身体の向きを変えた。
琥珀色の瞳がジュゼッペをじっと見つめている。

「何か私に隠していることがあるでしょう」

 キスをしようとしたカテリーナの口唇から出た言葉はジュゼッペの胸を突き刺した。
「科学の研究が大変なことはわかります。でも、ジョージも最近ますますいうことを聞かなくなって困っているんです」
ジュゼッペの腕から自由になったカテリーナはワインセラーから赤ワインを一本取り出すとそう言いながらワインオープナーとともにジュゼッペの席の前に置いた。
そして戸棚からピカピカに磨かれたワイングラスを出すと皿の横にセットしながら続けた。
「この島のマフィアを殲滅させたギャラクターですから住民たちからちやほやされるのは仕方ないことですが、それを良いことにやりたい放題では・・」
「どちらがマフィアかわからない・・と言いたいんだろう」
ジュゼッペがカテリーナのセリフを代わりに言ったところでスポンっと音がしてコルクが抜けた。
ジュゼッペは自分の胸だけに仕舞っておいた秘密をついに口にした。
「あの子は・・ジョージはギャラクターの実験台にされたんだ」
「なんですって!?」
カテリーナの瞳が大きく見開かれた。
ジュゼッペはグラスにワインを注ぎながら冷静そのものだった。
「いいか。カテリーナ。誰にも言うんじゃないぞ・・三年前、4歳の時に交通事故にあっただろう?あれはギャラクターによって仕組まれたものだったんだ」
「えぇ!?」
驚きの声を上げたカテリーナだったが二の句が継げない。
「エドワーズ君のところの坊やだがやはり小さな時に事故に遭ってその時将来怪力の大男に育つように改造されたということだ」
カテリーナはダイニングチェアに力なく座りこむと絡めた自分の手先をぼんやりと見つめた。
「そう言えばあの病院で院長先生たちが話しているのを聞いたわ。あれはいま思うとジョージのことだったのかしら」
「なんて言っていた?」
ジュゼッペはワインを一口含んだ。
「手術は無事成功したが、また頭を痛めるようなことがあると記憶に障害が出るかも知れない・・とかなんとか・・」
そう話ながらカテリーナの瞳から涙が溢れた。
「そうか」
ジュゼッペはワインを一気に飲み干すとスパゲティの皿を掻きまわしながら
「エドワーズも同じようなことを言っていたっけ。気を付けてやらないとな」
そう小さな声でつぶやいた。
カテリーナはうんうんと頷きながら涙目のままジュゼッペの空のグラスにワインを注いだ。

 その夜はベッドに潜り込んでも二人ともなかなか寝付けなかった。
そこでジュゼッペは以前から考えていたある計画をカテリーナに話した。

それは時期を見計らってこの島から出て行こうということだった。
「高校生の時、科学クラブで優秀な成績だった南部という日本人が立派な科学者となっているはずだ。手紙を出すから三人で日本で暮らそう」
「そんなギャラクターを裏切るようなことができるかしら・・」
心配そうな声でカテリーナはシーツを顎の上まで引き上げた。
「今すぐには無理だが、来年の夏ごろには・・そうだ!ジョージが夏休みに帰省したらクルージングに出掛けよう。その時に島から脱出できるよう、それまでにこっそりと準備しておこう」
ジュゼッペは腕を枕にしてカテリーナの方を向いて続けた。
「夏休みが終わればまたジョージは寄宿舎へ戻ってしまう。夏が終わるまでにジョージを連れてBC島を脱出するんだ」
「そのドットーレ・ナンブという人は信用できるの?」
もっともなカテリーナの疑問にジュゼッペは答えた。
「科学クラブで南部君の研究発表が最優秀賞を受賞したことがあって、その時の祝賀会のスピーチで聞いたんだ。南部君の父親も科学者だったが大きな戦争が始まってしまいお国のためといわれ、家族が軍の監視下に置かれて人質にとられたようになったために心ならずも兵器開発に携わってしまったそうだ。そして戦後は名誉回復されるまで戦犯のレッテルを貼られて小さかった南部君も苦労したそうだ。だからきっと強い反戦の意志と平和を愛する気持ちを人一倍持っているに違いない。そんな彼なら今の自分のこともわかってくれるような気がするんだ」

 カテリーナはその後もジュゼッペが話すまだ見たことがない日本という国を思い浮かべながらいつしか眠りについていた。
ジュゼッペはカテリーナの寝顔を見ながら手紙にはあの恐ろしい「不老不死の薬」についても詳しく書いてみようと思った。
(私は罰を受けることになるかも知れないが、このままギャラクターの、ベルク・カッツェの言いなりになるよりましだ)
そんなことを考えながらジュゼッペも眠りに落ちた。

 クリスマスが終わり、浅倉家にとってBC島で過ごす最後の年が明けた。
ジョージは寄宿舎から帰ってきても相変わらず近所の子供たちと教会近くの小屋を根城にして暴れまわっていた。だが、"サンタクロース"からもらったブルーコンドルのミニカーは自室の机の上に飾って誰にも触らせなかった。ミニカーに注ぐ愛情を見ているとこれがあのいたずらっ子の「ファルコのジョー」とは到底思えないほどの慈しみと優しさが込められていた。
そんな中、ジュゼッペは密かに計画を実行に移し始めた。
南部君が日本ではなくアメリス国にある国際科学技術庁に勤めているとつきとめそこへ手紙を出すことにしたのだ。
自分のことを覚えているとは思えなかったが手紙の内容を読んでくれればわかってくれるはずだと考え、忘れかけていた日本語もところどころ使いながら少しずつ書いていった。

 ジュゼッペのBC島脱出計画はカテリーナ以外には誰にも秘密で進められていったので普段はいつも通りに研究室へ「出勤」していた。
だが、一つだけ以前と変わったことがあった。いつも銃を身につけることにしたのだ。
その銃は自宅として与えられたこの元マフィアの別荘で偶然見つけた旧式のリボルバーだった。ジュゼッペはそれを密かに隠していたのだ。
それを銃に詳しいエンリコに見せると喜んでちゃんと使えるように調整してくれた。流石はギャラクターの幹部だ。
ギャラクターの大ボスならいつでも自由に使える射撃場でマンターゲットに向かってトリガーを引くと少なからず快感を覚えた。
「これでもマフィアの血を引いているんだ。上手いもんだろう?」
そう自嘲の笑みを浮かべるとジュゼッペは動きだした標的をカッツェの眉間だと思って狙いを絞るのだった。

 そして今日もシューティングの練習へ行くために早起きをして着替えをしているところに
「ペッピーノ・・(最近、カテリーナはジュゼッペと二人きりの時にだけまた彼をそう呼ぶようになった)」
そう言ってカテリーナがジュゼッペの背中に抱きついてきた。
ホルスタを掛けた白いワイシャツ姿のジュゼッペはセクシーだ。
それにカテリーナはこの洗濯糊の香りが大好きでワイシャツにアイロンをかける時にいつも幸せを感じていた。この糊は実はこれから親子三人で行こうとしている国のもので『日本製』と印刷されている箇所をジュゼッペが指でなぞっているのを以前に何度か見たことがある。
 カテリーナはジュゼッペの胸に顔をうずめると深呼吸をしてその香りを確かめた。
だがそのホルスタに収まっているリボルバーに込められている弾丸はいつか誰かの身体を貫くことになるのだろうか・・。そう考えるとカテリーナは心配でたまらなかった。


 季節はあっという間に移り変わり、8歳となったジョージが夏休みを迎え、寄宿舎から帰って来る日がいよいよ明日に迫った。
手紙をこっそりと投函することだけを考えていたジュゼッペはその日の午後から大気の状態が不安定になり天気が急変するだろうという予報が出ていたことを知らずにいた。
はたして、短時間ではあるが土砂降りとなってしまいジュゼッペの手紙が入っているポストも強い雨に叩かれた。

「うわ!こりゃ大変だ」
ポストを開けた郵便屋が声を上げた。雨が上がってしばらくたっていた。
「どうした?アントニオ」
そばを通りかかったのはファツイオだった。
「どうしたもこうしたも、見てくれよ、ファツイオ」
湿気のせいで封筒の糊が剥がれたのか中の手紙だけが出てしまっているものがあったのだ。
丁寧に折りたたまれた手紙がファツイオに渡された。
それを一読したファツイオの顔色が見る見るうちに変わった。
「何か悪いことが書いてあったかい?」
「い、いや。これは私の知り合いが書いたものらしい。私から返しておくからもう行っていいよ、アントニオ」
そう言うとファツィオは急いでその手紙を上着の内ポケットに押し込んだ。
「そりゃよかった。びっくりしたよ。じゃ、頼んだぜー」
アントニオは残りの手紙を鞄に無造作に詰め込むと自転車を立ち漕ぎしながらあっという間に行ってしまった。
アントニオが去った後、ポケットから取りだした手紙をもう一度読んだファツィオはそれを握りしめるとその手を小刻みに震わせた。

「ジュゼッペはギャラクターの裏切り者だ」



 短い夏休みを終えて国際科学技術庁へと戻ってきた南部博士のオフィスに奇妙な手紙が届けられていた。
中身が何も入っていない封筒だけが配達されて来たのだ。
一度、封をしたらしい跡があるが、どうやら配達の途中で糊が剥がれて中の手紙が出てしまったと思われた。
宛て名は大胆にも『親展 南部博士殿 国際科学技術庁 気付 アメリス国』となっていた。
差出人は日本語で『BC島 ジュゼッペ浅倉』とだけ書いてある。BC島には日本語が読める配達人がいなかったのだろう。封筒は差出人に返されずにこちらに送られて来たようだ。
「BC島のジュゼッペ浅倉・・?そんなハーフの知り合いはいないな」
南部博士は何度もその封筒の表と裏を返して差出人と宛先を読み返した。
そしてもしかしたら切手に秘密があるのではないかと考え調べてみたがどこにでもある普通の切手だった。
「そんな映画のようなことはないか」
そう思いながら次回の学会で使う資料の山に手をかけて気がついた。
BC島といえば確か地中海に浮かぶ小さな島だ。
学会の帰りに少しだけ足を伸ばせば行くことは可能だ。どんな島か?ちょっと寄り道して見て来よう。
南部博士はBC島へ行ったからといってジュゼッペ浅倉なる人物に簡単に会えるとは思えなかったが、さっそくスケジュールの調整をするために行程の変更をコンピューターに打ち込んだ。秘書に頼むより簡単だし余計な口を利かなくて済むので便利だ。

準備が整うと南部博士は学会へと出かけて行った。



(つづく)


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キョーコ南部

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以下 個別記事へ

第1話 ガッチャマン対タートル・キング
第2話 魔のお化け空母現わる
第3話 嵐を呼ぶミイラ巨人
第4話 鉄獣メカデゴンに復しゅうだ
第5話 地獄の幽霊艦隊
第6話 ミニ・ロボット大作戦
第7話 ギャラクターの大航空ショー
第8話 三日月サンゴ礁の秘密
第9話 月よりの悪魔
第10話 地底怪獣大戦争
第11話 謎のレッド・インパルス
第12話 大喰い怪獣イブクロン
第13話 謎の赤い砂

第14話 恐怖のアイス・キャンダー
第15話 恐怖のクラゲ レンズ
第16話 無敵マシンメカニカ
第17話 昆虫大作戦
第18話 復讐!くじら作戦
第19話 地獄のスピード・レース
第20話 科学忍者隊危機一発
第21話 総裁Xは誰れだ
第22話 火の鳥対火喰い竜
第23話 大暴れメカ・ボール
第24話 闇に笑うネオン巨人
第25話 地獄の帝王マグマ巨人
第26話 よみがえれゴッドフェニックス

第27話 ギャラクターの魔女レーサー
第28話 見えない悪魔
第29話 魔人ギャラックX
第30話 ギロチン鉄獣カミソラール
第31話 南部博士暗殺計画
第32話 ゲゾラ大作戦(前編)
第33話 ゲゾラ大作戦(後編)
第34話 魔のオーロラ作戦
第35話 燃えろ砂漠の炎
第36話 ちびっ子ガッチャマン
第37話 電子怪獣レンジラー
第38話 謎のメカニックジャングル
第39話 人喰い花ジゴキラー(前編)
第40話 人喰い花ジゴキラー(後編)

第41話 殺人ミュージック
第42話 大脱走トリック作戦
第43話 悪に消えたロマンス
第44話 ギャラクターの挑戦状
第45話 夜霧のアシカ忍者隊
第46話 死の谷のガッチャマン
第47話 悪魔のエアーライン
第48話 カメラ鉄獣シャッターキラー
第49話 恐怖のメカドクガ
第50話 白骨恐竜トラコドン
第51話 回転獣キャタローラー
第52話 レッドインパルスの秘密
第53話 さらばレッドインパルス

第54話 怒りに燃えたガッチャマン
第55話 決死のミニ潜水艦
第56話 うらみのバードミサイル
第57話 魔の白い海
第58話 地獄のメカブッタ
第59話 怪獣メカ工場の秘密
第60話 科学忍者隊G-6号
第61話 幻のレッドインパルス
第62話 雪魔王ブリザーダー
第63話 皆殺しのメカ魔球
第64話 死のクリスマスプレゼント
第65話 合成鉄獣スーパー・ベム
第66話 悪魔のファッションショー

第67話 必殺!ガッチャマンファイヤー
第68話 粒子鉄獣ミクロサターン
第69話 月下の墓場
第70話 合体!死神少女
第71話 不死身の総裁X
第72話 大群!ミニ鉄獣の襲来
第73話 カッツェを追撃せよ!
第74話 バードスタイルの秘密
第75話 海魔王ジャンボシャコラ
第76話 あばかれたブレスレット
第77話 成功したベルクカッツェ
第78話 死斗1海底1万メートル
第79話 奪われたガッチャマン情報

第80話 よみがえれ!ブーメラン
第81話 ギャラクター島の決斗
第82話 三日月サンゴ礁を狙え!
第83話 炎の決死圏
第84話 くもの巣鉄獣スモッグファイバー
第85話 G-4号はあいつだ
第86話 ギャラクターの買占め作戦
第87話 三段合体鉄獣パトギラー
第88話 鉄獣スネーク828
第89話 三日月基地に罠を張れ
第90話 装甲鉄獣マタンガー
第91話 三日月基地爆破計画完了
第92話 三日月基地の最後

第93話 逆襲!地中魚雷作戦
第94話 電魔獣アングラー
第95話 合体忍者大魔人
第96話 ギャラクター本部に突入せよ
第97話 明日なき宇宙船レオナ3号
第98話 球形鉄獣グレープボンバー
第99話 傷だらけのG-2号
第100話 20年後のガッチャマン
第101話 狙撃集団ヘビーコブラ
第102話 逆転!チェックメイトX
第103話 死を賭けたG-2号
第104話 魔のブラックホール大作戦
第105話 地球消滅!0002 (最終回)

notes
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    時々カウンターが壊れるようなので(爆)
    様子を見ることにしました

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